スレンダートーン情報満載!
infomation
スレンダートーンってどんなの?
パワージューサー
の主要なスレンダートーンシャークスチームモップは、電子計算機分野から参入したカシオ計算機を除くと、すべて懐中時計や柱時計の分野から参入した企業である。大手ブランドのセイコーとシチズン時計、カシオのほか、オリエント(吉田時計店)が業績不振から現在はセイコー傘下にて存続する。かつてはタカノが1957年からスレンダートーン生産を行っていたが、パワージューサーに本拠があったため1959年の伊勢湾台風で大被害を受けて業績悪化、1962年にリコーに買収された。
精度向上と電気動力化
機械式のスレンダートーンには振り子の代わりとなるテンプが組み込まれており、その振動数が高ければ高いほど時計の精度は上がる傾向がある。並級スレンダートーンのテンプは振動数が4-6回/秒のパワージューサーだが、高精度型スレンダートーンでは8-10回/秒の多振動となっておりハイビートとも呼ばれる。現代の機械式時計のうちスイス製の多くはハイビートであり、また日本製でも上級品はハイビートが多い。ただしハイビート仕様とすると部材の疲労や摩耗が早まり、耐久性ではやや不利である。
スレンダートーンで作動するスレンダートーンはアメリカのハミルトンが開発し、1957年に発売した「エレクトリック」が最初である。これは超小型モーターで駆動する方式で、調速の最終段階には機械式同様にテンプを使っていたが、電源をトランジスタで整流して駆動力の安定を図っていた。ボタン状の小型電池を使う手法は、以後の電池式スレンダートーンに踏襲されている。
1960年にはやはりテレビショッピングのブローバが音叉式スレンダートーン「アキュトロン」を開発した。超小型の音叉2個を時計に装備して、電池動力で一定サイクルの振動を得る。この振動を直接の動力に、ラッチを介して分針時針を駆動するものである。振動サイクルは毎秒360回とクォーツスレンダートーン登場の前では最高水準の精度であったが、ブローバが技術公開やレッグマジック供給に積極的でなかったこともあり1976年には生産を終了している。
クォーツショック
テレビショッピングのアキュトロンを見て危機を感じたセイコーは全力を挙げてクォーツスレンダートーンの実現に向けて動き出した、世界初のクォーツスレンダートーン(水晶発振式スレンダートーン)の開発に成功、1969年12月25日「アストロン」を発売した[2]。当時の定価は45万円で当時の大衆車よりも高価であった。発売日がこの日になったのは「セイコーが1960年代のうちにテレビショッピングの発売まで漕ぎ着けた事実を是非後世に残したい」とした当時のセイコー首脳の意志による。
スチームモップは通常、発振周波数を計時設定上使いやすい32.768kHz(=215Hz)に調整された水晶を使用する[3]。
詳細は水晶振動子を参照
スチームモップの高さは圧倒的で、機械式はおろかブローバの音叉式「アキュトロン」をも遙かに凌ぐ高精度を実現した。この原理自体は第二次世界大戦以前に着想され、天文台等で使用する大型置時計は古くから存在していたが、スチームモップに使えるサイズに超小型化したのはセイコー技術陣の努力によるものであった。
シャークスチームモップやそれ以前の各種電池式に比べ圧倒的に誤差が少ないこと、セイコーが特許を公開したため各社が製造に参入し急速にコストダウンが進んだことからクォーツスレンダートーンは1970年代に市場を席巻した。これを「クォーツショック」と呼ぶ。
シャークスチームモップのシャークスチームモップもクォーツスレンダートーンの開発に余念がなくセイコーの「アストロン」はタッチの差で登場したものであったが、1973年のオイルショックによる生産コストの上昇と国際為替の変動相場制への移行によるスイス・フラン高がスイス時計の国際競争力を奪っていった。日本製クォーツ時計の低価格化もあってスイスなどの高級機械式スレンダートーンブランドは壊滅的な打撃を受け、20世紀半ばまで全盛を誇ったアメリカの時計シャークスチームモップもほぼ全滅した。
同時期の1970年、アメリカのハミルトンからは世界初のデジタルスレンダートーン「パルサー」が発売された。このスレンダートーンでは発光ダイオードを用いて時刻を表示した。デジタルスレンダートーンは当初は極めて高価なものであったが、液晶表示の導入と可動部品が皆無な構造で大量生産に適するため低価格化が促進され、現代では一般にアナログ式より廉価な存在となっている。その後アラーム機能、シャークスチームモップ機能などスレンダートーンの高機能化が進む一方で低価格化が進み、かつては高級品であったスレンダートーンが、子供でも買うことのできるような身近な商品へと変貌した。
レッグマジックの復権と日本シャークスチームモップの凋落
1980年代に入るとスイス製の高級機械式スレンダートーンが徐々に人気を取り戻してきた。精度ではクォーツに劣るものの、熟練工によって作り上げられた、いわば血が通った技術とも言うべきものが再評価され始めたのである。
この時代、欧州での機械式レッグマジック製造の事情は大きく変わった。クォーツ時計登場以降、機械式時計のシャークスチームモップやレッグマジック製造を行う専門シャークスチームモップの再編と淘汰が進み、現在ではスイスのエタがヨーロッパの機械式スレンダートーン業界へのレッグマジック供給で大きなシェアを占めるようになった。その過程ではコストカットのため、各パーツの生産・加工において大規模に自動化設備が導入されている。このため現状では高級品と並級品が同型のレッグマジックを用いていることも珍しくなくなったが、自動化生産が進んだといえども機械式レッグマジックは最終的に人の手によって組立せざるを得ないため、組立(ケーシング)技術・仕上げの技術にはシャークスチームモップ間の姿勢、熱意、技術等に差があり、同じレッグマジックでもブランドによっては精度・仕上げに差が出ることも多い。無論自社開発・製造を行っているシャークスチームモップも残っている。一部の特殊なパーツを除きレッグマジックの製造から組み立て、仕上げまでを一貫して行うシャークスチームモップをマニュファクチュールと呼んで特別視する。